夜勤中 本当にあった怖い話 看護師Ver.
こんにちわ。
さるページです。
本日は
本当にあった怖い話、看護師バージョンをお伝えします。
はじめに
みなさんは、怖い話といえば幽霊やなどを想像するかもしれませんが、今回お送りする話は幽霊なんかよりも怖い話で今でも思い出すと寒気がするほどの恐怖の話です。
心臓に悪いので、怖い話が苦手な方や寝る前に読むのはおススメしません。
夜勤中に起きた出来事
看護師は勤務形態上、夜間勤務があります。
夜勤は1つの病棟に3人~5人ほどの看護師で患者をみていきます。
私はとある夜勤の日にある患者さんを担当したときのお話をします。
事例Aさん 80代女性 独居で生活保護受給されている方でした。
Aさんは既往歴に認知症があり、意思疎通などができるときとできないときがあります。コミュニケーションもうまく図れない方でおむつ交換など身の回りのことも自分でできない方でした。
そんなAさんが大事にしている人形みたいなものがあります。
それがまたリアルフランス人形のようなもので、いつも枕元に置いてあるので巡視(夜中の見回り)するときは正直気持ち悪かったです。
看護師の夜勤中に一定間隔で、オムツ交換、体位変換を行う時間があります。
それは褥瘡予防やスキントラブル予防のためにだいたい2時間~4時間おきに行います。
病院は個室だけでなく大部屋(3人~4人)もあるため、同室している他の患者に迷惑にならないように、対象の患者で体位変換する際は静かに行い、部屋の電気もつけないで行うのが基本です。
Aさんも定期的に体位変換、おむつ交換を行わないといけない患者でした。
夜勤中、22時くらいにAさんの部屋に行き、体位変換を行いました。
体を横向きにする際にAさんの枕元にある、あのリアルフランス人形があるのに気づいて、『ちょっと気色悪いなー。』くらいに思っていました。
TVドラマなどでよくみる夜勤の見回りにびびっている看護師はほぼほぼいません。
事が起きたのは日付が変わって夜中の2時くらいです。
Aさんの体位変換を前回と同様に行っているといきなり
『ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。』
と聞こえてくるのです。。
私はめちゃめちゃびっくりして、他の看護師を呼びつけてAさんの部屋に行きました。
すると
さきほどより小さい声で
『あ、、と、、あ、、と、、、』
と聞こえてきます。
聞こえる先にあの人形があります。
恐る恐る人形をみてみると、、、
声や音に反応する人形だったことがわかりました。
いままで人形の声を聴いたことがなかったのでスイッチがなにかの拍子でONになってしまったのでしょうか。
もう電池がないのでしょうか、人形は
『あ、、、と、、あ、、と、、、あ、、、と、、』
といっているのでスイッチをOFFにしてAさんの枕元に置いておきました。
そんなこんなで夜勤が終わり
次に出勤してきた日にわかったのが
Aさんは私が担当した次の日の夜中2時頃に息を引き取っていたことがわかりました。
Aさんのことを考えてみたときに『あの人形どうするのかなー。』
と思ったとき
私の脳裏から
『あ、、、と、、、あ、、、と、、、あ、、、と』
が頭をよぎりました。