看護師として働いてくると見えてくる人間の本質
こんにちわ。
さるページです。
今回は私が看護師として働いて10年が経過しますが、
さまざまな患者さんと接する機会があり、さまざまな人間性があることがわかりました。
今回は、私の経験を元に、世の中にはいろいろな人間がいることを知っていただけたらと思います。
はじめに
入院中の患者は病院に入院しているので、心理的に不安定であり、普段強気な方でも入院中はとても弱気になってしまいます。
病を発症して、中には予後不良で、自身に残された時間はあとわずかであることも自覚している方もいるでしょう。
そういった中で人間の本質が見えてきます。
特に私たち看護師に対してとても強く現れてくると思います。
そういったケースをいくつか紹介していきましょう。
ケース1『ナースコールの際固有名詞しか言わない患者』
こちらはどういうことかというと
例えば自身が飲食店で料理を注文するときにみなさんは
A『ハンバーグ1つとライス1つお願いします。』
B『ハンバーグ、ライス。』
A,Bどちらの方法で注文しますか?
正直どちらの注文方法でも注文はできると思いますが、人の最低限のマナーとして、Aが望ましいと思います。
患者の中ではナースコールで訪室した際に、固有名詞でしか言葉を発して、看護師に看護を受けようとしています。
そういった方は、自分が一番という想いが強く、プライドが高い方に多いです。
サービスを受ける中で、サービスを行う者、サービスを受ける者の一般的な常識として、平等な立場であることが大事なのではないでしょうか?
私は、飲食店などで料理を注文する際は『お店の方に料理を作っていただいている。』ということを忘れずにしています。
その対価でお金を支払っている平等な関係ではないのでしょうか?
※あくまで個人的な意見です。
私は患者と接していく中でこういったことすらできていない患者は個人的に良質な看護をしたいと思いません。看護は常に平等でないといけないとは思いますが、人間なので個人的な感情はでてきます。
この記事をみている看護師の方はどう思いますか?
平等に看護を行える自信はありますか?
ケース2『認知症でコミュニケーションが十分できない患者が最初にでてくる言葉』
認知症の患者は短期記憶ができず、意思疎通も不十分な方が多いです。
そういった患者でもお話をする中で、
『ありがとう。』
と常にでてくる患者がいます。
こういった患者は他人に感謝する気持ちを昔からもっている方なのだと思います。
あくまで私の経験上のお話ですが、こういった患者は高い確率で、家族に大事にされており、関係性も円満である場合が多いです。
逆に、会話の中でも、嫌なことや、文句みたいなことを常にいっている患者は、家族関係も良くなく、独居だったり、生保の場合が多いです。
※病院のカルテで生保など社会的なことは一瞬で分かります。
※私は生保の方はいろんな意味で一目おいています。(笑)
最後に
一部ケースではありますが、病院に入院してくる患者は本当に大多数います。
いろいろな人、いろいろな性格、いろいろな社会背景を持った方がいるので、それを知ることができ、実際に接することができるのは正直、看護師のおもしろさの中の1つでもあるので、そういった視点で患者と接するもいいでしょう。